偏差値はどこまで信じなければならないか?
中学受験をしようと思っているご家庭にとっては、
先ず、偏差値は一番気になる処です。
勿論、偏差値という基準は大切で、
そこに向かって勉強していかなければならないのも事実です。
ただ、偏差値は、当たり前ですが模試によって違います。
そして、模試で出る偏差値はあくまでも模試の偏差値であり点数であって、
学校の入試問題での偏差値ではありません。
その辺りを勘違いなさっている・・・
またはご存知ない保護者の方がなんと多いことか・・・。
また、それに対して、適切なアドバイスができない塾講師が多いのも問題はあるのですが・・・。
中学受験 学校の傾向をつかむのが重要
もし、ある程度のレベル・・・
私の基準としては偏差値50程度はあり、
そして、目指すべき学校の偏差値が56~58程度であれば、
これは、その学校の入試問題が自分にとって相性がいいかどうか・・・
または、その学校に行きたいのであれば、
その入試問題の相性を自分から合わせに行くくらいの気持ち、
があれば受かります。
逆に、生徒側はそういう気持ちがなければいけないと思いますし、
そして講師側は、そういう指導をしないと、
ダメですよね。
ただ、判断基準が難しく、
それは、熟練講師が、これまでのそのお子様の軌跡を踏まえたうえで、
受験校の過去問に熟知しており、
その上で提案しないとご両親の判断では厳しいと思いますし、
ましてや、子どもでは判りません。
もっと申し上げると、
こっちより、こっちの問題の方が、相性がよさそう・・・
等という事は、本来なら講師側からお父様、お母様に提案しなければならない事です。
また偏差値60以上のお子様に対しても、
レベルは違えど、同じ事が言えます。
一番簡単な例を申し上げると、
男子も女子も御三家・・・ございますが、
其々に問題傾向がございます。
それに合わせて、最後は勉強していくしかないんです。
逆に申し上げると、御三家レベルになると、
どこの塾も特化してコースを作ったりしているので、
逆に簡単ですよね。
進路指導するうえで難しいのは、やはり中堅どころかな・・・
と個人的には思います。
塾の進路指導の実情
とはいえ、残念ながら、
塾での進路指導、
多くは学生のアルバイトがやっております。
もっと申し上げると、解ってない正社員がやっている場合もございます。
これは、正直、怖いなあ・・・と思います。
ですので、世のお父様、お母さまは、
決して、塾で言われた事を鵜呑みにしないように!!
自分でも、それなりに情報を取って、
そして、子どもの様子をみて、
是非、総合的に判断して頂きたいと思います。
本日もご清覧頂き有難うございました。